第4話〜それぞれの物語Part2〜 〜同じ頃〜 赤鰤:「・・今の声・・Dジョさん・・・だよね?」 白ミリア:「・・ああ、そうだと思う。」 赤鰤:「もしかして・・。」 白ミリア:「可能性はあると思う。ただ・・今の声が気になるな・・とにかく早く急ごう。」 赤鰤:「うん!」 【AM5:00】 〜空き地〜 チビポチョ:「ギャルソン!無事だったのか!」 ギャルソン:「僕は・・負けるわけにはいかないんだ。僕を悪く言った奴等を見返してやる。        チビポチョ、協力してくれるな?」 チビポチョ:「もちろんだ!で、これからどうする?」 ギャルソン:「なぁーに、僕の武器にかなう奴はいないよ。レーザー銃。光の速さで敵を貫くよ・・フフフ。」 チビポチョ:「俺なんかこれだぜ・・。」 ギャルソン:「防弾チョッキか、なるほど・・。ならこの銃を上げるよ。攻守整えとかなきゃね。」 チビポチョ:「いいのか?貰ったからには頑張らないとな・・行くか!」 〜鏡ヶ池〜 緑ジョ:「血・・・。前に誰かここで戦ったのか・・。」 辺り一面血に染まった池を前に彼は呟いた。と、その時。 ヒュッ!! キンッ! 緑ジョ:「誰だ!?」 ???:「日本刀か。なんだ、キミもジョニー使い?それにしても、さっきのDジョさんは無かったなぁ〜・・・。」 緑ジョ:「Dジョ・・?まさかお前Dジョを倒したのか・・・?」 ???:「不意打ちではあったけどね。まぁ最強といわれたDジョがあの程度だとしたら、優勝は俺が貰っちゃうかな?」 緑ジョ:「そんなことはどうでもいい。お前ゼロワン勢じゃないな?」 ???:「・・・どうでもいいんだよ、ゼロワンにジョニー使いは二人もいらない・・・・。」 そう言うと、彼は静かに日本刀を構えた。 緑ジョ:「ジョニー・・使いなのか?」 ???:「ごちゃごちゃうるさいよ・・・。言っただろ?ゼロワンにジョニー使いは二人もいらない。」 緑ジョ:「ちっ!」 先に動いたのは緑ジョ。 字のごとく、目にも止まらぬ速さで謎のジョニー使いの腹部目掛けて切り払った。が、 ???:「ふーん、ゼロワンのジョニー使いはこの程度なんだ。他キャラ使いを倒すのもそう難しくはなさそうだね。」 朝日もロクに昇ってない池のほとりで見てから下がる謎のジョニー使い。 緑ジョ:「何!?・・(ちっ・・レベルが違いすぎる・・)」 ???:「キミ、ゼロワンのジョニー使いではトップレベルなんだってね。      Dジョがあの程度だったからもしかしてら、と思ったけど本当にこの程度とはね。」 緑ジョ:「?だってDジョはディ・・くっ!」 ヒュン!! 特に力も入ってないその声。手加減したのは誰だって分かる。問題なのはこの暗闇。 ただでさえ相手の場所を探るのも困難なのに、相手の刀の動きまで見るなんてできっこない。 ・・・実力の差も否めないが。 腹から胸にかけて大胆に刻まれたその傷口。我に返って生まれて初めて感じるその激痛。 思わずその場にひざまずいてしまう。 緑ジョ:「(・・大丈夫・・大事には至ってない・・。だがどうする?      長期戦は圧倒的に不利。ここままだと確実に・・・)」 ???:「どうしたの?ゼロワンのジョニー使いの名が廃るねぇ〜・・・・。」 緑ジョ:「抜かせ!!!!」 キンッ!!キンッ!! 緑ジョ:「・・・実力差は分かってる!けど、ここで俺が死んだら・・お前は絶対他のゼロワン勢に手を出す。      それは絶対許さない・・。右腕の一本くらいは貰っていくぜ。」 ???:「そういうの・・・一番嫌いなんだよ・・・!」 ズパッ!!!! 行った。今度こそ完璧に刺さった。 緑ジョ:「グ・・・グフッ・・・。そ・・ん・・な・・。」 ふと目をやると、そこには深々と日本刀が刺さっている。本当に一瞬の出来事だった。 緑ジョ:「ぐ・・、最後に一つ聞きたい・・。お前は一体誰なんだ・・。なぜここに参加している・・。」 ???:「そういえば自己紹介まだだったね。・・・ディムロス・・それが俺の名だ・・・。」 緑ジョ:「・・・・ディム・・・ロスだと・・・?」 そう言い残すと、緑ジョはそのまま地面に突っ伏した。何かの糸が切れたように。 ディムロス:「さて、次はローターか・・。」 ついに明らかになったその正体!緑ジョをも簡単にねじ伏せるその実力にゼロワン勢はどう立ち向かうのか!? それぞれの物語Part2(終) 次回〜それぞれの物語Part3〜